不登校になった理由を知りたいとき



初めまして。
「心の自立支援員」幸来(サチコ)と申します。


突然ですが、私には不登校、発達障害、引きこもりの三拍子そろった、現在20代前半の子どもがおります。

不登校になった当時と比べると現在は元気になってきましたが、いわゆる社会復帰には至っていません。

かつての私でしたら、このような子どもに対して未だ不安や悩みで一杯の日々を過ごしていたかもしれません。

ですが、今はそれなりに心から平穏な日々を過ごしているのです。


その秘密は、私の肩書きにある「心の自立」です。


「心の自立」とはどのような状態なのか、そしてどのような方法で「心の自立」に至るのか・・・。

私は無料メルマガや講座の配信を通じて、不登校、引きこもり、発達障害の方やそのご家族の方に「心の自立」についてお伝えしています。

かつての私と同じような不安や悩みを抱えた方のお力になれるようにという思いから、このような活動を行っています。



このブログでも「心の自立」を含めて、不登校、発達障害、引きこもりに関するこれまでの私の経験や思い、様々な方からの教えなどをお伝えしていきます。

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さて、今回は「不登校になった理由を知りたいとき」というテーマでお話しします。

もしお子さんが不登校になった場合、ほとんどのご家族の脳裏に最初に浮かぶのは
『なぜ学校に行けないのか』
ではないでしょうか。


不登校の理由が判明して、それを解決すれば、再び学校へ行けるようになるはずだ。
是が非でもその理由が知りたい!

誰しもそう願うのは当然のことです。

お子さんが理由を上手く説明できれば良いのですが、説明できない場合や、お子さんご自身も理由がよく分からないこともあるかと思います。

ましてや思春期以降のお子さんであれば、不登校の理由を自覚していたとしても、親にだけは知られたくない・・・。
そう考えるケースも多いかもしれません。


実際に私の場合でも、不登校の理由は、未だに子どもの口から語られていません。

家族や担任の先生の目から見ても、友人関係や成績などに問題となるようなことはなく、理由らしきものすら分かりませんでした。

そして、当時の私は理由が分からないことに対して、絶望的な気持ちでいたのです。
理由が分からなければ不登校を解決できないと思い込んでいたからです。


ですが実は、不登校の理由を探るよりも、もっと大事なことがあるのです。

それは、
お子さんの苦しみに寄り添うこと
です。


かつての私もそうでしたが、ご家族としてのあなたの不安な気持ちにばかり心が振り回されていませんか?

『不登校の理由を早く突き止めて解決せねば・・・』
『病院やカウンセリングに行って、登校できるようになってもらわねば・・・』

かつての私はそのことばかりに気がはやり、彼の気持ちや存在そのものをないがしろにしていたことに気付いていなかったのです。

子どものことを心配する気持ちも当然あったと思います。

ですが、今から振り返ると、子どもの不登校を自分ごとのように捉え、自分の不安や悩みを解消したい一心で、その理由が知りたいと切望していたのです。


そのような親の不安や焦りが子どもに伝わってしまうと、子どもはどのように感じるでしょうか?

自分を否定されているように感じたり、あるいは親に心配をかけて申し訳ないという気持ちになるのではないでしょうか。

そして、ますます子どもに苦しみを与えるのではないでしょうか。



理由を知ることだけが解決の道ではありません。

理由がどうかというよりも、まずはお子さんのありのままに目を向けてみてください。

事細かに分からなくても構いません。

『今、あなたはとても苦しんでいるんだね』

このことにご家族の方が目を向けるだけで、お子さんの心は和らぐはずです。

そしてご家族であるあなたも、お子さんの不登校を落ち着いて見守ることができるようになると思います。



不登校に限らず、人は何か問題が起こると、その理由探しに躍起になります。

ですが、あるのかどうかも分からない理由を探すよりも、ただ目の前の状況を、否定も肯定もせず、そのまま受け止めようとすること・・・。

このように物事を捉える方が、大切な場合もあるのではないでしょうか。

理由は分かっても分からなくても構わないのだと・・・。
そして、お子さんの、あなたご自身の心にも寄り添ってみてください。


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