発達障害の方は集団生活に馴染めない?



こんにちは。
「心の自立支援員」幸来(サチコ)です。



発達障害の方は、集団生活が苦手だと言われています。

周りに合わせることが難しい特性や、

人がたくさん居るところが苦手だという特性もあると思います。



私の生徒さんでも、みんなと一緒に試験を受ける時間が嫌だという子もいます。

授業時とは違って、集団でシーンとしている空気が苦手のようです。


また、私の勤務している児童発達支援・放課後等デイサービスでも、
みんなで遊べる子も居れば、集団の和に入りたがらない子もいます。


別に仲違いしていたり、嫌われたりしているわけでもないのです。


私自身も、以前は人混みが気にならなかったのですが、最近はストレスを感じることもあります。

理由は、一時的にですが、人混みがあまりない生活を体験したからだと思います。

人混みのない方を「当たり前」「普通」だと無意識の領域が認識してしまったのでしょう。

もしくは人混みのない方が歩く自分のペースを保ちやすいということもあり、その心地よさへの執着があるからでしょう。



集団で行動することは、特に非常時には大切です。

誰かの勝手な行動が、二次災害に繋がることもあります。



日本人は昔から和を大切にしてきたお国柄です。

それは災害が多いという環境も影響しているのかもしれません。


また、協働することで高度経済成長を成し遂げた成功体験もあるからでしょう。

普段から集団生活を重要視し、その枠から外れることを嫌う傾向にあります。

ですが、普段の生活でも集団を意識し過ぎると、発達障害でなくても大変生きにくいと感じるのではないでしょうか。

集団生活に馴染めないのは、2つのバターンがあると思います。

まず1つめは、集団を恐れる気持ちがあること。

自分が集団から受け入れられないのではないか」という思い込みです。


確かに発達障害の方は、集団の和を乱すような衝動的な行動を取ってしまうこともあります。

それが周りから受け入れられないこともあるでしょう。


でも、受け入れられた経験もあるのではないのではないですか?

受け入れられなかった経験ばかりに着目してしまうと、余計に集団が怖くなります。


もし受け入れられなかったとしても、それを本人が受け入れることができれば、恐れや不安は和らぐと思います。

要は受け入れてもらえなかった自分でも大丈夫と思えるようになることです。



もう1つは、そもそも他人を煩わしく思う気持ちがあることです。

例えば、先天的に視覚、聴覚や触感などが敏感過ぎて、人と接することに疲れてしまうような場合です。

または私のように、後天的に人混みを煩わしく感じるようなケースもあるでしょう。


この場合はあえて集団の中に身を置いて、その環境に慣れていくしかないと思います。

ですが、生理的に受け付けないような場合は、無理をすると身体を壊してしまいます。

身体が受け付けないのであれば、それは仕方のないことです。

そんな場合は、

ひとりで居てもいい
集団が苦手でもいい


こんなふうに考えてみてはいかがでしょう?


生理的に受け付けない方が無理して集団に飛び込むのは、花粉症の方が杉や檜の林に飛び込むようなものです。

花粉が苦手な方が花粉を避けるのは当たり前です。

集団が苦手であれば、それを良しとしてもいいと思います。



そもそも、何故集団に馴染まなければいけないのでしょうか。

それは、自分の身を守るためです。

どこかの集団に属し、集団に守ってもらうことで、安心できると考えているからです。


ですが、集団に対して不安や悩みを抱えているなら、かえって安心できませんよね。

集団の皆さんの方でも、それぞれの性質や特性があります。

一見馴染んでいるように見える方でも、無理して気を遣っているだけかもしれません。

全ての方が居心地が良い環境というのは、人数が増えるほど難しくなるでしょう。



お互い配慮し合えるのは理想ですが、できない事情もあると思います。

それを集団の側のせいにするのも、少し違う気がします。

もし相手が配慮できなかったとしても、できない事情があることを理解し、諦める心を持つことも大切です。



配慮されるべき」と思いすぎると、配慮されないとき苦しい思いをするのはご本人やご家族です。

「配慮されるといいよね」
「配慮されたら有り難いよね」

このぐらいの気の持ちようが、ちょうどいいのではないでしょうか。



少し話は変わりますが、発達障害の方は周囲に障害のことを知られたくない方もみえるでしょう。

ですが、隠していると余計な誤解を招く場合もあるのではないでしょうか。


また、隠していると、余計に周りからの「配慮」は期待できません。

ますます集団に馴染めない環境になってしまう可能性もあります。

発達障害があることまで言わなくても

「こういったことが苦手です」
「こういった特性があるので、配慮をしていただけると有り難いです」


ということを相手に伝えることはできると思います。



その上で、
互いの事情を尊重し合える心を持つこと…。



発達障害があるなしに限らず、これが集団とうまく付き合うコツだと思います。

自分の事情を押し付けすぎず、相手の事情も理解すること。

その集団に属することに執着しすぎないこと。



そのようになるには、物事の捉え方(観念)を変え、「心の自立」という心のあり方を目指していく必要があります。


「心の自立」とは、執着から生じる不安や悩みから解放される状態のことを指します。

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