引きこもりの家族がお風呂に入らない



こんにちは。
「心の自立支援員」幸来(サチコ)です。


今回はお風呂のことをお話ししようと思います。

引きこもりだけでなく、不登校も同じかもしれませんが、お風呂に入らないことがあるかと思います。

ご家族からしたら「何で??」と頭にクエスチョンが飛び交いますよね。

ここ最近、寒波の襲来で寒い日が続きます。

お風呂に入らないと身体も温まらないから、余計に心配ですよね。

お風呂にはリラックス効果もありますよね。
ですから…。

私の場合、こんなことまで考えてしまいました。


私の子どもも、毎日ではないですが、お風呂に入らないことが多々ありました。

昼夜逆転になってからは、特に頻繁になったような気がします。

とはいえ、家族の入浴タイムの時に決して寝ているわけではないのです。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

最初に「お風呂出来たよ」と声をかけます。

返事があっても、部屋から出てきません。

しばらく様子を伺った後、「先に入るけど、いい?」と声をかけます。

「いいよ」という返事を確認して、私が先に入浴します。

「お風呂出たよ」と声をかけても、やはり部屋から出てきません。

「もう寝るね、おやすみ」と私が就寝します。

朝起きても入浴した形跡はありません。

残り湯を洗濯に使い、余ったお湯は流して、私は出勤します。

私が留守の間に、シャワーを浴びた形跡があったりなかったり…。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

こんな日々でした。



昼夜逆転になる前は、彼はお風呂の掃除までしてくれていました。

掃除も、ある日(私から見て…ですが)唐突にしなくなりました。

そのことだけでも、どうしたのかと気がかりでした。

そこから更にお風呂に入らなくなったときは、ホントに心配でした。

本人に確認したわけではないのですが、今から振り返ると、これも正解のひとつだったと思います。

引きこもっていると、外出もしなくなります。

その結果、身なりにも気を使わなくなります。

いえ、むしろ気を使う心の余裕がないから、引きこもっているのではないでしょうか。


「引きこもり」というのは、外見上は家などに引きこもって外に出ない状態です。

でも本当は身体ではなく、心が引きこもっているという方が正確かもしれません。

身なりを整える行為は、外の世界を意識するからこそ行うものです。

自分の外見も含めて、外の世界に対して心の壁を作っているのです。



ご家族がもしお風呂に入るべきだという態度をご本人に示せば、その心の壁をこじ開けてコントロールしようとしているとみなされてしまいます。

そうすると、ご家族に対する反発心が生まれ、ますます心の壁を高くしてしまうでしょう。


もしくは、お風呂に入らない自分を家族から問題視されることで、ますます自己否定してしまうかもしれません。


お風呂はリラックス効果のほかに、身体を清める場所でもあります。

そこに日本人特有の「ハレ」を意識することもあるかもしれません。

引きこもりの方は自己否定が強い故に、自分を「ハレ」の領域に置くことに抵抗感をお持ちなのかもしれません。

要は、お風呂に入らず「穢れ」でいる自分が自分なのだと…。

そのような気持ちでお風呂に入らないこともあるかもしれません。



ここで推察した以外にも、人それぞれの理由があるのでしょう。

ご家族からすれば「お風呂ぐらい、何故入らないの?」と思うかもしれません。

周りには理由は分からないけど、ご本人にはお風呂に入れない事情があるのです。

ゆえに、「お風呂に入らない自由」を尊重してみてはいかがでしょうか。



「お風呂に入るべき」「衛生面が気になる」などと思えば思うほど、ご家族も苦しいですよね。

ですが、今のようにお風呂に毎日入るようになったのは、家風呂が普及した昭和の高度経済成長期あたりからです。

それまでは銭湯に通っていたわけですから、毎日入浴できるご家庭も限られていたのではないでしょうか…。

このように、入浴が当たり前でなかった時代に思いを馳せるのも、「入るべき」と思うがゆえの悩みから解放されるひとつの方法だと思います。



もちろん、お風呂に入れるなら入った方がいいです。

決して入浴を否定しているわけではありません。

ですが、「入るべき」と強く考えすぎると、お互い苦しいですよね。



入りたいときに入ればいいし、入りたくないならそれでもOK。

お風呂に入らなくても生きていけます。



そのようなゆったりした心構えでいると、そのうちお風呂に入らないことも気にならなくなります。

すると、なんか知らんけど、またお風呂に入るようになった…ということもあるかもしれません。

このように「入るべき」という執着を手放していくことで、不安や悩みが軽くなってきます。

そしてネガティブな状況に心が振り回されなくなり、次第に気にならなくなる…。

これを私は「心の自立」と呼んでいます。


詳細については私のメルマガでも無料でお伝えしています。

ご興味がある方は、下記のアドレスから登録していただけると嬉しいです。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇