発達障害の方への「対応」



こんにちは。
「心の自立支援員」幸来(サチコ)です。


発達障害の方は、特に重度だと、身のまわりのことや意志疎通が難しいことがあります。

私が勤務している児童発達支援・放課後デイサービスでも、年齢相応のことができない子がそれなりにいます。

幼稚園や小学校の年齢でも、

オムツが取れていなかったり、
自分で食事が取れなかったり、
うまく言葉が出せずにうめき声しか出なかったり…。

軽度であったとしても、その特性に対して、周りの大人は


と考えるのではないでしょうか。




確かに「できないこと」を「できるようにする」ことも大事です。


できるようになれば、本人の自信自己肯定感に繋がります。

周りの大人も「対応」すべきことが減るので、その分だけ身体も気持ちも楽になるでしょう。


ですが、このとき周りの大人は、表面的な「できないこと」への対応に心を奪われがちです。

その子のためを思ってこその「対応」だと、必死になる気持ちも充分に理解できます。


でも、できないことへの対応に必死になるあまり、子どもの心への対応が疎かになってしまうことがあります。


私は療育に携わるようになってまだ2年にも満たないですが、諸先輩の「対応」から多くのことを学んでいます。

実際に子どもたちが様々なことができるようになっていくのを目の当たりにしていると、まだまだ同じような「対応」ができない私は焦りを感じることもあります。


そんなときに、どうしても「できるようにならない」ことだけに意識が偏ってしまいます。

できない子どもの気持ちにまで、なかなか注意を向けられないのです。



発達障害に限らず、努力してもできることとできないことがあります。

発達障害の方の場合、その特性から、努力してもできないことのが定型発達の方より多いかもしれません。



そんな「できない自分」に対して、物心ついていれば、誰よりも本人がツラく感じることでしょう。

更にできないことを周りから叱られたり否定されると、自分はダメだと否定する気持ちも生まれるかもしれません

そして思春期ぐらいなると、「自分は周りから「対応」されなければならない存在なんだ…」と、そのことを否定的に考える方もみえるかもしれません。


でも、特に言葉が出ない方は意思疎通ができないので、そんな思いを周りに気づいてもらえません。

意思疎通ができなくても、意思はあるのです。

上手く言葉にできないからと言って、何も考えていないわけでもないのです。

大人ですら、自分の気持ちを上手く言葉にできないこともあるでしょう。


例えば、あなたが言葉の通じない外国で暮らすことを想像してみてください。

言葉が通じないのですから、周りにあなたの気持ちは上手く伝えられません。

だからといって、あなたに意思や気持ちがないわけではないですよね。

でも周りからはそのような扱いを受けてしまったら、どう感じますか。



無視されずとも、「外国人」というレッテルを貼られて、あなたが困らないように周りが「対応」してくれたとしましょう。

でも、あなたの意思が無視される形で「対応」されてしまったら、どうでしょうか。

周囲が良かれと思ってやっている「対応」も、本人の要望や気持ちをないがしろにしていることもあるのです。

発達障害の方と周りの定型発達の方との関係も、これに近いと思います。

これは発達障害に限らず、通常の子育てでも同じです。

できないことへの対応も大切ですが、まずは本人の気持ちや意思が存在することを忘れないで欲しいのです。

そのためにご本人に共感したり、気持ちに寄り添う姿勢を見せることも大切ではないでしょうか。


対応している大人の方も、時間や気持ちに余裕が無いことは百も承知です。

相手の気持ちを理解できたとしても、全部が全部を共感できないことも、違う人間なので当然です。

私自身も、現在の勤務先だけでなく、自分の子どもに関しても、仕事や家事に追われて全然できていなかったと思います。


完璧にやろうとすると大人もしんどいですが、「ふとしたとき」「いざというとき」に思い出していただけるといいのではないでしょうか。

そして、自分に余裕がないときは、周りへの「対応」よりも、まずは自分を大事にするよう「対応」してください。

自分のツラい心に蓋をしてしまうと、相手の心への配慮も忘れてしまいます。

私もツラいことや悲しいことがあると、「ツラくてはダメ」「泣いてはダメ」と考えて、自分の心を労ることを忘れていました。

我慢して、頑張って、それがよい結果を生むこともあります。

ですが、そのことに慣れてしまうと、自分の心だけでなく、相手にも同じことを求めてしまいます。

そうすると、私のように、お互いがツラくなることも起こるかもしれません。

お互いの信頼関係や自己受容を育むような「対応」があってこそ、「できないこと」への対応も良い方向へ変わっていくのではないでしょうか。



このような自分も周りも大事にする心を育てることが、私のお伝えしている「心の自立」です。

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