発達障害の方への話の伝え方



こんにちは。
「心の自立支援員」幸来(サチコ)です。


日本ではもともと、相手にはっきり言わずに、
相手の方が自分で気付くことを期待する文化です。

そして文法上、結論が最後に来るので、
最後までキチンと聞くことを要求されます。

そういった文化や言語体系が、
発達障害の方に話が伝わりにくい
背景にあると思われます。


専門の方のご意見では、
なるべく発達障害の方には、
ハッキリと簡潔に伝えることが良いようですが、
実際にはなかなか上手くいきません。

注意が自分の関心のあるところに向きやすい
特性も相まって、簡潔に伝えても、
そもそも聞いていないということもあります。

------過去の参考記事
      発達障害の方は人の話を聞かない?

また、相手の話したことを
自分の都合のいいように解釈してしまうこともあります。

そのような誤解があったとしても、
聞く耳を持ってもらえないこともあります。

発達障害の特性ゆえのことと分かってはいても、
伝える側としてはムカついてしまうのも致し方ないですよね。

ムカついてしまうのは、
相手のことか嫌いだからとは限りません。

伝える側が
「話をちゃんと伝えなければならない」
と頑張っているからです。

伝える内容が重要なものであればあるほど、
そのように必死になって伝えようとします。

だから伝わらなかったとき、
『自分の伝え方が不味かったのか』
凹むこともあるでしょう。

ですが、伝えた内容をどう受け取るのか、
もしくは、その話をそもそも聞くのか否かは
相手に委ねられることです。

自分の伝え方が良かろうが悪かろうが、
それをどのように受け止めるのか、
どのように判断するのかは
相手次第なのです。

相手に発達障害があるからと、
余計に親身になって、必死に
伝えようとするとするお気持ちも分かります。

相手が大事な存在であったり、
伝える内容が大事なことであればあるほど
頑張ってしまいますよね。

私も通信制高校の非常勤講師の仕事の中で、
授業の内容を伝えようと
日々必死になっています(笑)

生徒に教科書の内容が伝わらないと、
レポートの作成や単位の認定に影響するからです。


でも担当科目の性質上、
簡潔に伝えることはなかなか難しくて、
分かりやすくしようとして、返って
説明が回りくどくなったりすることもあります。

それに、不登校の経験のある生徒ですと、
科目に関連する用語をどこまで知っているのか
…というのも個人差があります。

なるべく解説をしながら進めているのですが、
その解説に出てくる言葉の意味を

理解しているのかも怪しいのでは…
と感じることもあります。

分からなければその場で質問してくれると、
こちらも理解度が分かるので有り難いのですが
全然してこないんですよね…。


伝えることの難しさを日々感じています。

発達障害の特性のある生徒は特に、
興味がある科目であったとしても
その中の自分の関心事にしか注意が向かないことが多いです。

なので、教科書を開いていても
違うページを見ていたり、
教科書には載っていないような自分の関心事を
話すことに夢中になる生徒もいます。

このように、自分の伝え方だけが伝わらない原因ではないのだと…。
(繰り返しになりますが)
伝わるかどうかは相手次第だと
頭の中では分かってはいるのですが…。

私の中で「ちゃんと伝えなければならない」
という観念が、強いのでしょうね、きっと。


ていうか、私が勝手に伝えようとしているだけ…ということもできますが(笑)


そうなんですよね。

「伝わらない」っていうのは、要は生徒が
全然必要としていない話だから…ということも
言えるんですよね。

そこまで分かっていながら、
何故「伝えなければならない」という観念を
手放せないのか。

それは
講師としての役目を果たさなければならない
という別の観念の影響もあるのかもしれません。


ホントに、私もまだまだ色んな観念に悩んでいます。

でも、それに気付くことが、
私がお伝えている「心の自立」の第1歩です。

私と同じような観念で悩み苦しんでいる、
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