発達障害の方の情報の捉え方




こんにちは。
「心の自立支援員」幸来(サチコ)です。

以前の記事で、発達障害の方は人の話を
聞いていないのでは…というお話をしました。

 参考>>>「発達障害の方は人の話を聞かない?」

このことについて、
今回は別の観点からお伝えします。



発達障害に限らず
「話を聞いていない人が増えた」
というネットの記事をお見かけしました。


聞いているのに、メールも
読んでいるのに、伝わっていない。

これは、聞いていないというより
「話を正しく理解できない人」が
増えているとのことです。

その原因のひとつに、相手の話や文章の
「主張」を探さなくなったことを
挙げています。

個々の言葉ばかり追いかけるのではなく、
本来会話の中で大切なのは
「相手が何を言いたいのか」
を理解することです。

言葉の意味は理解できても、
結局何が言いたいのかが
分からなければ、話は伝わりません。

日本人はハッキリと主張せず、
相手に自分の意図を汲む能力を
求めてしまう傾向があります。

特に相手を否定するようなことは
ハッキリ言いません。

それは相手を傷付けないための
配慮なのですが、そのために意図が
正しく伝わらず、誤解が生じることもあります。



実は発達障害の方にも
似たようなことが起きているのです。

発達障害の方は、情報に優劣付けずに
全て同程度に捉えてしまう特性
があるようです。

全てを漏らさずに理解しようと思うと、
誰でも疲れてしまいますよね。

情報の滝に打たれているようなものです。

要点を理解するということは、
情報の滝の中から落ちてきた一匹の魚を
捕まえるようなものです。

別の例えで言うなら、
ノイズキャンセラ―のないイヤホンで
全ての音を拾っているようなものです。

発達障害の方は
常にそのような世界にいるのです。





だから関心事だけにしか注意が向かず、
あとは情報から自分を防御しているのです。

「発達障害の方と話すときは簡潔に」
というアドバイスも、なるべく余分な情報を
少なくする意図もあるのかもしれません。

話す側はなるべく分かりやすくしようとして
説明を増やすことがあるかもしれませんが、

発達障害の方は増えれば増えるほど
同じように聞き取ろうとして、
かえって疲れてしまうのです。



過去の記事の繰り返しですが、
発達障害の方も悪意があるわけでも
ワザとでもないのです。

発達障害の方とお話するときは、
このような事情もあるということを
念頭に置いてみてください。

そうすれば「話を聞いてない」と
イラッとすることも減ってくる
のではないでしょうか。



発達障害の方に限らず、情報に溢れた現代社会は
私たちに多大なるストレスをもたらします。

発達障害の方が「話を聞いていない」ように
見える状態は、情報から生じるストレスから
自分を防御する過程の一環なのです。



このように、さまざまな観点から、
相手を理解して受け入れる姿勢を持つことが、
私のお伝えしている「心の自立」です。

とはいえ、誰でも相手を完璧に理解することは
難しいです。

ぶっちゃけ、イラッとすることが悪いわけでは
ありません。

そのような正直な感情を出すことも
あなたの心の健康には大切なのです。

それでも「理解しよう」「受け入れよう」と
いう意図が伝われば、お互い救われるような
気持ちになることもあるのではないでしょうか。

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