発達障害の方への診断の告知
こんにちは。
「心の自立支援員」幸来(サチコ)です。
発達障害のご本人に、
発達障害であるという診断結果をどう伝えるのか。
そのことで悩まれている方も多いと思います。
具体的に何に悩むのかといえば
・どう伝えるのがいいのか(状況、内容、タイミングなど)
・伝えた後の本人のリアクションにどう対応すればいいのか
主にこの2つに悩まれるのだと思います。
私の場合は、子どもが高校生だったこともあり、
医師の方から本人に伝えてもいいのでは…と
予め私だけ部屋に呼ばれて打診がありました。
その後、2人で一緒に心理検査の結果とともにお話を聞きました。

その帰り道、特に子どものリアクションは
何もなかったのですが、
診断結果をどう思ったのかと、
私が勝手にヤキモキしてしまいました。
私自身はどう思ったかといえば、
発達凸凹は軽度であり、
知能指数はむしろ高かったため、
あまり大ごとには捉えていませんでした。
不登校のことも含めて、子どもの過去の
数々のエピソードにも合点がいき、
かえってスッキリしたぐらいです。
本人がどう思っているのか、
無理に聞き出す必要はないと思います。
でも、今降り返ると
「先生のお話聞いてどう思った?」
と聞いても良かったかもしれません。
子どももこれまでに色々な困りごとが
あったと思います。
何とも思っていない…なんてことは
なかったはずです。
発達障害は、診断名が同じであっても、
その特性は人によって千差万別です。
当事者が困っていることも人それぞれです。
力になりたいですし、相談して欲しいので、
そのきっかけにもできたかもしれません。
でも、当時の私は
不登校のことや発達障害の表面的な結果にしか
目が向いていませんでした。
診断が下りたことで
「不登校の解決の一歩になるかも」とか。
凸凹があったとしても
「知能指数は高いんだから、大丈夫」だとか。
ホントに今から考えると、
浅はかで無理解な親だったなぁ…と。
何を根拠にこんなことを思い込んでいたのか(ーー;)
そんな私の反省会はこのくらいにしまして…。
今回のテーマ
発達障害の診断をどう伝えるか。
あくまで私見ですが、私の例のように、
主治医から伝えるか、少なくとも同席してもらう方がいいと思います。
状況を正確に伝えることができますし、
第三者がいることで、落ち着いて話が聞けると思います。
ですがどのような状況であれ、
特に親御さんから直接お子さんに伝えるときは、
次のことに留意された方がいいと思います。
それは、親御さんが、
お子さんの発達障害の診断を受け入れている
状況でお伝えすることです。
なお、受け入れるとは肯定することではなく、
良いも悪いもジャッジせずに受け止めることです。
障害の診断を親御さんが否定的に見ていると、
言葉にしなくてもそれがお子さんに伝わります。
それによりお子さんの自己肯定感が損なわれてしまいます。
また、親御さんも「遺伝のせい」などと
勘違いしてご自分を責めたりなさることもあるでしょう。
※この件についてはこちらの過去の記事も
ご参考にしてください
>>> 「発達障害は遺伝するのか」
お子さんもその特性故に、
診断を受ける前から数々の困りごとを
経験していると思います。
その特性は生まれつきのもので、
治すことができないということを知って、
悲観される方もみえるかもしれません。
でもそれは誰のせいでもないのだということを、
伝える側の親御さんが腑に落ちていないと、
受け取る側のお子さんに伝わりません。
また、私のように知能指数は高いから
大丈夫などと、変に肯定的に捉えるのも
いかがなものかと思います。
お子さん自身も肯定的に捉えているなら
話は別ですが、
恐らくほとんどはそうではないですよね。
そうするとお子さんは
「自分のことを分かってくれていない」
となるわけです。
以上のことから、お子さんの
障害の特性を真に理解し、
受け入れることができた時点で
お伝えするのがベストだと考えます。
そうすれば、お子さんからどのような
リアクションが返ってきても、
適切な対応が自然と出てくるでしょう。
それに診断を受け入れることで、
困りごとを減らすための対応や環境整備を、
考えることができる心境になれると思います。
また、先ほども「治すことができない」と
書きましたが、
障害という言葉のイメージのせいか、
発達がこのままずっと止まってしまう
のではないかと誤解される方もみえると思います。
ですが、時が経てば変化していく特性もあるのです。
私の勤務先の放課後デイサービスに通っている
お子さん達も、
日々めまぐるしく変化しています。
療育の影響もあるのかもしれませんが、
それ以外の環境で過ごす時間の方が圧倒的に多いですよね。
様々な関わりの中で成長しているのだと思います。
医学的に治すことは難しいのかもしれませんが、
決して変わらないものでもないですし、
変えなければいけないものでもありません。
そのように思い込んで
不安や悩みのある時間を過ごすことの方が、
お互い不幸ではないですか。
そのような思い込み、
すなわち観念から解放される心のあり方が、
私がお伝えしている「心の自立」です。
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